幸せって何?
幸せはどうやって来るの?
「幸せの条件」
第一印象は、『変な奴』それくらいにしか思っていなかった。
誰一人、棗に刃向かう人間なんて居なかったし、
ただ珍しいとしか思わなくて。
寧ろ、『うわぁ、俺こういう奴苦手…』なんて思って、
あまり良い印象は持たなかったと思う。
騙されて、縄で身体を縛られた時は余計に。
だから
『………さわるなブス』
そう言ってやった。
けど、その次の瞬間に
『そんな可哀想な方法で大人しくさせんのいややったし――…』
『あんたなら何とか出来るってきいたから…』
悪い印象は少し良い物に変わっていくと思った。
けど、アリスを使った自身を見られ、馬鹿にされ、また印象は元に戻った。
けど、またあいつが俺を困らせるから。
『やーい、地がでた 地がでた』
『到底ワルにはみえへんもん』
何故か、顔を真っ赤にさせている俺が居た。
今は、前の自身とは大分変わって。
前の時よりかは素直になってきたと思う。
ただ、感情が素直すぎるという事が欠点だが。
きっとそれは、あの子のお陰なんじゃないか、って時々思う。
『流架ぴょんっ』
『ぴょんって言うな』
そんな些細な会話も楽しくて、嬉しくて。
ドキドキして、物凄く幸せだった。
話しているだけで、見ているだけで十分だった。
それだけで、幸せだった。
けど。
走れ。走れ。
あの子に教室に居るよう約束をとりつけて。
あの子が待っている筈だから。
伝えたい。伝えたい。
今まで胸に何時までもあったこの感情を。
言わなくちゃ。
君に僕を。僕を君に。
「…君を好きになっても良いですか」
ー僕は世界で一番大切な人を見つけました。
それは。それは。
何時も笑顔をくれた目の前の女の子です。
俺は佐倉が好きだ…。
「……ウチも、あなたを好きになっても良いですか」
答えは勿論。
「「……はい」」
この時、僕等は本当の幸せを手に入れる。
END
-------------------------------------------------
『幸せは、自分で掴み取るもの』
るかんでは、ハッピーエンドがなかったんで書いてみました。
やっぱりるかんは可愛い話があってるね。
はい、ただ「君を好きになっても良いですか」が使いたかっただけです。
「アイツ」から「あの子」に変わってく変化を分かってもらえれば嬉しい(こだわり