星時計よ、もう一度 彼から笑顔が消えたのは何時だっただろう? あんなに笑っていた日はどこに消えたのだろう? 偶然に嫌な運命に当たってしまっただけで。 たまたま嫌な運命に好かれてしまっただけで。 どうしてこの少年はここまでして 傷つかなくてはいけなかったのだろう? 彼が何をした?棗が何をした? そう、何もしてないんだ、寧ろ良い事ばかりしてきた。 なのに、神様はどうしてこんな悪戯をしたの? 神様はどうしてこんな意地悪をしたの? どうして、棗ばっかり…。 どうして、棗だけ…。 俺にも棗と同じ罰を与えてよ? 棗だけなんて、そんなのいやだ。 どうして、ここまで彼ばかりが傷つかなくてはいけないの? 俺には何も出来ないの? 俺には彼を助ける事は出来ないの? 出来るのは、何度も言える同情の言葉だけ。 それしか出来ない。 それさえも彼の力にはなっていない。 これっぽっちも…彼を癒してはいないだろう。 けど、棗はこう言う。 『お前は優しいな…』 優しいだけじゃいやだ。 優しいだけじゃ何も変わらない。 君をちゃんと守れなきゃ。 守る事ができなくちゃ…。 寧ろ、優しいのは彼の方だ。 これっぽっちも役に立てない俺を癒すその言葉。 これっぽっちも力になれない俺を励ますその言葉。 その言葉で俺は助けられている。 何故か、俺が。 本当は彼を助けなくてはいけないのに。 優しいのは棗の方だ…。 嫌な運命が逆に良い運命に変わる日は何時の日か。 棗を助けられる日が来るのは何時の日か。 この星に何度も願う。 この星に何度も訴える。 あの頃、止まってしまったままの星時計がまた確かに動き出すまで 俺は何時でも待ち続けよう…。 END........ ------------------------------------------------ ルカの棗に対する思いのようなものを…。 なんか違う雰囲気で読んでみると流架がMのようにも見える…(マテ |