「ガードマン」
「あんた、蜜柑の事好きなんでしょ?」
そう聞くと、何時も無神経な彼が勢い良く此方に振り向いた。
それが面白くて、少し笑ってやったら、あっちは睨んできた。
「は?あんな奴に惚れる馬鹿いるかよ」
「その馬鹿が今、目の前にいるんだけど」
また睨んでくるその目が面白い。
私には、図星、と言っているようで仕方がなかった。
蜜柑を好き、という事を納得したのか、
それとも、私には敵わないと思ったんだか何だか知らないが、
「安心しろ。てめぇには絶対惚れない」
少し悪戯そうに笑む彼はそう言った。
「あら奇遇ね。私も全く同じ意見だわ」
瞬間にまた吊り上る細い眉。
からかいがいがある。
言った言葉の最後に『攻め同士じゃ、つりあわないものね』と付け足した。
「蜜柑は、受けだから私とつりあうのよ」
「……は?」
「良かったわね、あんた攻めだから蜜柑とつりあうわよ」
「…何言ってんだ、お前」
言いたい事を全部言い終わると、ひらりと彼の横を擦り抜ける。
彼は、そんな私に理解が出来ず、間抜な顔をしている。
馬鹿みたい。
だから、またからかってあげるの。
「やっぱり、私の相手の男は受けかしら。
……ああ、流架ぴょんってのが居たわね」
その名前が出た瞬間、また凄い勢いで振り返る彼。
ああ、面白い。
「流架に手ぇ出すな!」
「あら奇遇ね。私も貴方に同じような事言おうと思ってたの」
「蜜柑に手出さないでちょうだい」
蜜柑の前には無敵なガードマン。
倒すまでは、蜜柑に近づくのはお預け。
END
-------------------------------------------------
最終的には「蜜柑に手をだすな」と言っていうことだけ。
何か書いてる途中で意味が分からなくなってきた。
蛍視点の、棗いじめ。
いや、ただ『受け、攻め』の言葉が書きたかっただけなんですよね。