「星は僕等を…」
僕等は夜空に広がる沢山の星を見上げていた。
「死んだ奴はどこへ行くんだ?」
「何で?」
「何でも」
彼女は幾つもの星を見上げてこう言う。
「ー星になるんよ」
「星…?」
「多分、ウチのお母さんもお父さんも星になっとるんやと思う」
「………………………」
「棗の身近で死んだ人も、きっと星になっとるよ」
(お兄ちゃん……)
「死んでもずっと近くにおる。
星になって、ずっと夜空からウチらを見守っとるよ」
ーずっと近くにおる
ーウチらを見守っとるよ…
「……………そういうもんか…?」
「そういうもんやよ」
「そうか」
「うん」
「お前って変わってるな」
「そうかな?」
「そう」
「そっか」
星を見れば寂しくなんかないんだ。
だって、すぐそこにいるから。
「そろそろ、戻るか」
「うん」
強引に引っ張った手に力を込めた。
END
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ほのぼのー。
「そうか」「うん」の会話が大好きです。
4つなんだけどまた作りたくなって5つになったよ。
棗が何かひきつけられるような言葉を簡単に話す蜜柑好き。