「きこえる。」


『なつめっっ!!』
「………ん?まただ、耳鳴り…」
……ったく、何時までもしつこい野郎だ…

確か、昨日も、一昨日も、聞こえた様な気がする。
アイツの声の耳鳴り。
何時も何時も俺を呼ぶ高い声音。


「……ああ、まただ…」


君の声が
君の存在が

どんどん大きくなっていく…。


END
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いや、別に蜜柑は出てきません。
棗の中の蜜柑への気持ちの現われが耳鳴りに変わって。